気候(きこう)・気象(きしょう)のページ:
気候や気象の基本的なことを理解する目的で関連情報をまとめています。
なお、防災気象に関しては、防災関連ページ(「防災かわら版」)にも掲載しております。
※以下、WordPress仕様変更に伴いリニューアル作業中のため一部おみぐるしい箇所があります。随時修正してまいります。
気候めも Kikou memo(Climate notes)
ここでは気候関係の英語や気候関係資料のリンク集などをメモしています。
気候(英語 climate、フランス語 climat)
気候変動(英語 climate change)
気候メモ
気候とは?
気候(climate):気候とは、ある程度長い期間における気温や降水量などの大気の平均状態のこと。気候の大気現象の例としては、異常気象、最近の天候、地球温暖化等がある。
気象とのおもな違いはタイムスケール。気候は約30年程度のタイムスケールで観測した大気の平均状態。気象は、短時間(数時間)から長期でも約数カ月のタイムスケールで観測される大気現象。大雨や台風など短い時間に大きな被害を与えるような天気のこと。
天気はほぼ気象と同じ意味(英語は共に weather)。
気候と気象とも、観測の期間は違うが、いずれも生活や経済に様々な影響を与えるため、防災や国民の健全な産業の発展とも関わりが深い。
(参考リンク)
・気象庁ホームページ(ホーム > 各種データ・資料 > 地球環境・気候 > 気象情報を活用して気候の影響を軽減してみませんか? > 気候リスクを認識する)
・気候情報(異常気象、最近の天候、地球温暖化等に関する情報):気象庁ホームページ(ホーム > 各種データ・資料 > 地球環境・気候)
気候系(climate system):地球上で起こる様々な大気現象の源となっている太陽から受け取ったエネルギー源。これらの太陽放射エネルギーは大気圏から海洋・陸地・雪氷・生物圏の間で、ほぼ安定したエネルギー収支を維持しながら循環。こうした大気循環を気候系という。
気候変動メモ
気候変動とは(1)総論:気候変動には、気象学、地理(気候学)、地学(地質学)、および、国際社会経済など、おもに4つの文脈または解釈がある。
気候変動とは(2)各論1自然科学の解釈(気象学、気候学、地質学の定義など):気象学によれば、気候変化(climate change)等に伴う平年の平均的な気候からの偏差をさす。
気候変動の英語(climate change, climatic variation)・解釈例
(気象用語)
・気候変化(climate change):平年の平均的な気候が長期的な時間スケールで変化する現象
・気候変動(climatic variation):平年の平均的な気候からの偏差
(地学用語)
・気候(climate):地球上のある地域において一年周期で繰り返される大気の状態.またはそれを季節的に連続させた年間の時系列.
・気候変化(climatic change):気候は長年の間に不連続・系統的・漸進的などあらゆる形式で変化する.これらを含めて気候変化とい う.
・気候変動(climatic variation, climatic change): 30年またはそれ以上の期間についての平均的気候に変化があった場合をいう.
(出典)「応用地質用語集」 2004 年(平成 16 年) 5 月 日本応用地質学会 応用地質用語集委員会(※なお、2019年付け同委員会コメントによれば、「本用語集は発刊から 15 年以上が経過し、用語自体あるいは 説明文が現在では修正あるいは棄却されているものが含ま れているので、使用には十分に注意されたい。」とのこと。)
・気候変動説(The climate change hypothesis):第四紀更新世末に世界各地で大型哺乳類が大量に死滅した原因として有力な説のひとつ(他に隕石衝突、人的要因説など)。
・地球史的タイムスケールでの気候変動(例:氷河期、間氷期、等)
(国際関係・政治経済用語)
・気候変動(climate change):
・国連UNFCCC(気候変動枠組条約)の解釈:climate change(人為的な変化)、climate variability(非人為的な変化)
・政府間組織IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の解釈:climate change(人為的・非人為的変化の両方)
気候変動の要因:
(自然の要因)
・大気自身に内在するもののほか海洋の変動、
・火山の噴火によるエーロゾル(大気中の微粒子)の増加、
・太陽活動の変化、など。
とくに、海洋の変動(海流や海面水温などの変動)は、海洋が地球表面の7割を占めること、大気との間で海面を通して熱や水蒸気などを交換していることなどから、大気の運動に大きく影響するとされる。
(人為的な要因)
・人間活動に伴う二酸化炭素などの温室効果気体の増加
・エーロゾルの増加※エーロゾル(英語 aerosol)とは、空気中に浮遊するちりなどの固体や液体の粒子のこと。大気エーロゾル粒子とも。
・森林破壊、
・家畜由来のメタンガス(牛のげっぷ)、など。
二酸化炭素などの温室効果気体の増加は、地上気温を上昇させるともいわれる。また、森林破壊などの植生の変化は水の循環や地球表面の日射の反射量に影響するとされる。近年は大量の石油や石炭などの化石燃料の消費による大気中の二酸化炭素濃度の増加による地球温暖化に対する懸念が強まり、人為的な要因による気候変動に対する関心が強まっている。
(※参考リンク)・気象庁ホームページ(ホーム > 知識・解説 > 気候変動)
気候変動とは(3)各論2社会科学的解釈(法律等)
(法的な定義の例):地球温暖化その他の気候の変動
(目的)
第一条 地球温暖化(地球温暖化対策の推進に関する法律(平成十年法律第百十七号)第二条第一項に規定する地球温暖化をいう。)その他の気候の変動(以下「気候変動」という。)
(出典:e-Gov 平成三十年法律第五十号気候変動適応法)※下記にリンク
気候変動影響・気候変動適応:
(定義)
第二条 この法律において「気候変動影響」とは、気候変動に起因して、人の健康又は生活環境の悪化、生物の多様性の低下その他の生活、社会、経済又は自然環境において生ずる影響をいう。
2 この法律において「気候変動適応」とは、気候変動影響に対応して、これによる被害の防止又は軽減その他生活の安定、社会若しくは経済の健全な発展又は自然環境の保全を図ることをいう。
(出典:e-Gov 法令検索 平成三十年法律第五十号気候変動適応法)
地球温暖化とは(法的な定義の例)
:「地球温暖化」とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地球全体として、地表、大気及び海水の温度が追加的に上昇する現象
(出典:e-Gov 法令検索「平成十年法律第百十七号地球温暖化対策の推進に関する法律」
(参考)地球温暖化対策の推進に関する法律第二条(定義)の引用
「(定義)
第二条 この法律において「地球温暖化」とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地球全体として、地表、大気及び海水の温度が追加的に上昇する現象をいう。
2 この法律において「地球温暖化対策」とは、温室効果ガスの排出の抑制並びに吸収作用の保全及び強化(以下「温室効果ガスの排出の抑制等」という。)その他の国際的に協力して地球温暖化の防止を図るための施策をいう。
3 この法律において「温室効果ガス」とは、次に掲げる物質をいう。
一 二酸化炭素
二 メタン
三 一酸化二窒素
四 ハイドロフルオロカーボンのうち政令で定めるもの
五 パーフルオロカーボンのうち政令で定めるもの
六 六ふっ化硫黄
七 三ふっ化窒素
4 この法律において「温室効果ガスの排出」とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスを大気中に排出し、放出し若しくは漏出させ、又は他人から供給された電気若しくは熱(燃料又は電気を熱源とするものに限る。)を使用することをいう。
5 この法律において「温室効果ガス総排出量」とは、温室効果ガスである物質ごとに政令で定める方法により算定される当該物質の排出量に当該物質の地球温暖化係数(温室効果ガスである物質ごとに地球の温暖化をもたらす程度の二酸化炭素に係る当該程度に対する比を示す数値として国際的に認められた知見に基づき政令で定める係数をいう。以下同じ。)を乗じて得た量の合計量をいう。
6 この法律において「算定割当量」とは、次に掲げる数量で、二酸化炭素一トンを表す単位により表記されるものをいう。
一 気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書(以下「京都議定書」という。)第三条7に規定する割当量
二 京都議定書第六条1に規定する排出削減単位」
※補足(経済や政治、国際関係などは報道やネット上でもけっこうあるので機会があれば別稿で。)
※ここでは法令のみかも
経済や国際会議はテレビのニュースや新聞とかでもよく報道されてるカモ。
気候変動の国際関係メモ
気候変動の国際交渉(参考)環境省ホームページ(ホーム>政策分野・行政活動>政策分野一覧>地球環境・国際環境協力>地球温暖化対策 >気候変動の国際交渉)※地球温暖化対策及び気候変動に係る国際交渉の概況や気候変動関連の関連資料、関連機関、等の情報が集約されています。
・国連気候変動枠組条約(英語 United Nations Framework Convention on Climate Change、略語 UNFCCC、読み方 カタカナ:ユーエヌエフシーシーシー)
※UNFCCCの日本語名称については、直訳は「気候変動に関する国際連合枠組み条約」だが現在は「国連気候変動枠組み条約」が環境省・外務省等の政府関係機関では主流となっている。
(例)「気候変動に関する国際連合枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change)」(以下「国連気候変動枠組条約」とする。)(出典)環境省ホームページ(環境省>地球環境・国際環境協力>地球温暖化対策>気候変動の国際交渉)、外務省ホームページ(トップページ > 外交政策 > ODAと地球規模の課題 > 気候変動 > 気候変動に関する国際枠組)
気候変動におけるCOPとは?
・国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)(出典)環境省ホームページ(気候変動の国際交渉>国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)・京都議定書締約国会合(CMP)・パリ協定締約国会合(CMA))
UNFCCC COP 年表
(参考)環境省ホームページ(地球環境・国際環境協力>気候変動の科学的知見>UNFCCCとの関連について)、外務省ホームページ(前掲)、ウィキペディア(気候変動枠組条約)等より筆者作成。
COP略年表めも(詳細は別稿)
・1992年5月9日起草(ニューヨーク)
・1992年UNCED(リオ)国連気候変動枠組条約(気候変動に関する国際連合枠組条約、UNFCCC)採択。
UNFCCCとは
・1992年6月3日~6月14日ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国連環境開発会議(UNCED)(英語:United Nations Conference on Environment and Development、UNCED、ポルトガル語 ECO-92、日本語 環境と開発に関する国際連合会議)において採択された地球温暖化問題に関する国際的な枠組みを設定した環境条約。
・1993年日本批准。翌年までに日本をふくむ155カ国が署名。
・1994年3月21日(ニューヨーク国連本部)気候変動に関する国際連合枠組条約(UNFCCC)発効。
COP1
・1995年(ベルリン)UNFCCC第1回締約国会議(COP1)開催
COP3
・1997年(京都)UNFCCC第3回締約国会議(COP3)開催。京都議定書。
COP6
・2000年(ハーグ)UNFCCC第6回締約国会議(COP6)
・2000年(ボン)UNFCCC第6回締約国会議(COP6)再開会合
COP21
・2015年(パリ)パリ協定
・2019年 アメリカ離脱
COP26
・2020年 コロナにより延期
・2021年1月20日 アメリカ・バイデン大統領就任式(COP復帰なるか)
気象めも Kishou memo(Meteorological notes)
ここでは気象関係の英語や気象関係資料のリンク集などをメモしています。
気象の英語メモ
天気(てんき、tenki):英語 Weather、
気象(きしょう、kisyou):英語 Weather, Weather Phenomenon
気象の(きしょうの、kishou-no) Meteorological(略 Met.)
cf. 気象庁 Japan Meteorological Agency
気象学:英語 Meteorology
※ごく一部のみ掲載。詳細・多言語(仏語等)は別稿に掲載予定。
気象関連リンク集メモ
ここでは、上記以外の気象庁などの資料へのリンクを、項目別、言語別(和文・英文の順)に掲載しています。
なお、項目については気象庁ホームページに準拠しています。
※ただし、並び順については、次の理由により、一部当サイトで変更している箇所があります。
(気象庁ホームページの構成):
日本語版 >各項目
英語版 >各項目
※気象庁のみならず、2019年現在の各省庁ホームページのwebサイト構成は、各項目から直接該当英語ページにはリンクしておらず、いったん英語版トップページにリンクしてから、改めて各項目を探す構成となっています。(なお、気象庁ホームページの英語版はかなり充実しており個々のページではしっかりした英語版も作成されています。また気象庁の気象用語の多言語辞書など多言語対応も順次進められているようです。webサイトの全体構成やサイト構築はサーバー管理や組織体制等運営上の諸条件も併せて検討が必要な総合的事項であり、なんら是非を問うものではありません。たんに気象庁ホームページの見方(歩き方?)のヒントとして付記させていただいている次第です。)
(当サイトの並び順)
各項目(日本語)>各項目(英語)
※当サイトでは独自に防災情報の多言語化支援等の観点から、気象庁ホームページ英語版へのアクセスをアシストするようなリンク集を作成したいと考えております。
気象庁に限らず省庁のサイトはどこも超メガサイト。気象庁はさらにデータ更新の頻度が半端ないですし、個々のページはほんとうに正確なデータが豊富で、かつ、親しみやすいような工夫も随所にほどこされた素晴らしいサイト。日本国民なら、こうした情報がほぼ(税金以外)無償で利用できることはやはりありがたいですね。この場をお借りして感謝申し上げます。
衛星画像
JMA homepage category notes
Warnings/
Advisories
Forecasts
Radar
気象衛星 Satellite Imagery メモ
(参考)気象庁ホームページより筆者作成(気象衛星画像サンプル-日本語版と英語版を左右に並べたもの)
気象衛星 日本語ページ メモ
(参考)気象庁ホームページ(ホーム>気象衛星)https://www.jma.go.jp/jp/gms/
Satellite Imagery(english page)notes
source: JMA, Japan Meteorological Agency homepage(Home > Weather and Earthquakes > Satellite Imagery)
※衛星画像(英語 Satelite Imagery)
Temperature
Wind
防災気象めも
AYC.J(防災かわら版) 利用者目線で防災情報掲載 ○速報SNS ●防災情報(公式) 政府省庁の防災サイト集※ □防災関連情報(非公式) 災害予防お役立ち情報など BOSAI(Emergency Management) Infos ■AYC(分類) 【重要】※警報は公的機関で※リンク自粛 ※災害時の警報等は気象庁等にてご確認下さい.
・気象庁 防災情報 リンク集 メモ
・数値予報モデル メモ
気象庁 防災情報 リンク集 メモ
◯1 気象警報・注意報
http://www.jma.go.jp/jp/warn/
◯2 高解像度降水ナウキャスト
https://www.jma.go.jp/jp/highresorad/
◯3 土砂災害警戒判定メッシュ情報
https://www.jma.go.jp/jp/doshamesh/
◯4 大雨警報(浸水害)の危険度分布
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/inund.html
◯5 洪水警報の危険度分布
https://www.jma.go.jp/jp/suigaimesh/flood.html
◯6 指定河川洪水予報*
http://www.jma.go.jp/jp/flood/
◯7 台風情報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/index.html
(出典)気象庁ホームページ「防災情報」http://www.jma.go.jp/jp/warn/
■JMA BOSAI* INFOS Links
□1 Weather Warnings / Advisories
http://www.jma.go.jp/en/warn/
□2 High-resolution Precipitation Nowcasts https://www.jma.go.jp/en/highresorad/
□3 Real-time Landslide Risk Map
https://www.jma.go.jp/en/doshamesh/
□4 Real-time Inundation Risk Map
https://www.jma.go.jp/en/suigaimesh/inund.html
□5 Real-time Flood Risk Map
https://www.jma.go.jp/en/suigaimesh/flood.html
□6
*N.A
□7 Tropical Cyclone Information
http://www.jma.go.jp/en/typh/
.
Source : Japan Meteorological Agency (JMA ) Homepage , http://www.jma.go.jp/jp/warn/
*BOSAI(防災):Emergency management
数値予報モデル メモ
(総観場)?衛星画像?
(MSM)
(GSM)
LFM
(総観場)?衛星画像? | (GSM) |
(MSM) | (LFM) |
(図2)全球モデル(*ttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/1-3-5.html)
アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
極東850hPa気温・風、700hPa上昇流/500hPa高度・渦度天気図(AXFE578)
アジア850hPa・700hPa高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78)
アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
(気象ページ全体メニュー案)
※基本コンセプト:主要なポイントとなる部分のみ日英を対応させるような構成を考えたい。
Weather/Earthquakes/Services/Publications/PeriodicalsNews
History※気象年表?
気象予報士試験めも
気象予報士試験 参考情報
(参考)気象業務支援センターホームページ(リンクあり)
気象予報士試験 試験概要 メモ
(参考)リンク先の気象業務支援センターホームページでは以下の情報が提供されています。
気象予報士試験 受験料は「試験手数料」の箇所に記載されています。
目 次
気象予報士試験の実施
試験概要
試験の目的
受験資格
試験の方法
試験科目
試験時間
合格基準
試験地
科目免除
試験手数料
試験日程
受験資料の入手
統計情報
試験事務に関する問い合わせ先
過去の試験問題
気象予報士試験 試験日程 メモ
(参考)リンク先の気象業務支援センターホームページでは以下の情報が提供されています。
目 次
気象予報士試験の実施
試験概要
試験日程
平成30年度試験
注意事項
受験資料の入手
統計情報
試験事務に関する問い合わせ先
過去の試験問題
※詳しくは公式ページをご覧ください。
受験資料の入手 メモ
(参考)気象業務支援センターホームページ、
受験資料の入手- インターネット利用による入手 -(リンク)
※詳しくはリンク先の案内に従ってください。
引用・参考文献 (references) めも
(出典1)気象庁ホームページ
(出典2)日本気象協会
(出典3)気象業務支援センタ―
(出典4)WMO
NOAA,
Wikipedia,
備考
(url:*はh、文字にリンク設定あり)