図書分類 NDC 日本十進分類法 色分け メモ

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日本十進分類法(NDC)とは、日本の図書館で最も使われている図書分類法。小学校や市立図書館など日本の公立図書図書館の約9割でこの図書分類の分類方法が採用されています。

ここでは、おもに小中学生のみなさん向けに、日本十進分類法(NDC)について、基本的なことをメモしています。

また、NDC日本十進分類法を色分けした事例についてもご紹介します。

主な内容(案)
図書分類めも(小学校、市立図書館など)

図書分類メモ(国際的な図書分類)
図書分類コードのつけ方と図書分類番号の検索
日本十進分類法 色分け

図書分類めも:日本の小学校などの図書分類の方法

小学校や市立図書館など、日本で一般的によく利用されている図書分類は「日本十進分類法」(英語:Nippon Decimal Classification: NDC)といいます。

原案は昭和3年(1928年)に森清氏が作成し、日本図書館協会が改訂。2019年現在第10版まで出版されています。

なぜ学校で使うの? 「学校図書館ガイドライン」で推奨

文部科学省によれば、平成28年11月「学校図書館ガイドライン」で、小学校の図書館の図書分類について、日本十進分類法(NDC)による整理が望ましいとのこと。

学校は,図書館資料について,児童生徒及び教職員がこれを有効に利活用できるように原則として日本十進分類法(NDC)により整理し,開架式により,配架するよう努めることが望ましい。(出典)文部科学省ホームページより*

*文部科学省、学校図書館の整備充実について(通知)別添1「学校図書館ガイドライン」平成28年11月29日、http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/1380597.htm


誰がいつ作ったの? 日本十進分類法(NDC) のあらまし

日本十進分類法(NDC)は、昭和3年(1928年)に森清(もり・きよし)氏が作成した原編をもとに、公益社団法人日本図書館協会分類委員会が改訂。最新版は新訂10版(2014年12月発行)。2018年8月現在もこれが使われています(追記2019年1月現在)。

どのくらい使われてるの? NDCの図書館での利用状況

日本の図書館では、おもに日本十進分類法(NDC)が使われています。

(参考)

自治体などの一般的な公立図書館では約9割がNDCを採用。

A:自治体の図書館約99.8%(県立図書館100%、市立図書館99.6%)
B:大学 約81.68%(内訳以下参照)
C:大学共同利用機関 25% ※

A+B:90.74%
A+B+C:68.83%

※大学共同利用機関とは、国立歴史民俗博物館、国立天文台、素粒子原子核研究所、国立極地研究所などの、文部科学省直轄の専門的な国立研究機関。(参考:文部科学省ホームページ、大学共同利用機関法人

なお、一般的な公立図書館とは、性格が異なるため冒頭の「約9割」には含めず。

(参考)以下の図表の値をもとに筆者算出

(図表)日本の各種図書館におけるNDC使用状況

(出典)ウィキペディア、日本図書分類法

B:大学 約81.68%
国公立 64.5%
公立大 81.9%
私立大学 86.4%
短大 93.9%
上記の合計※ 81.675%
※高専は100%、大学校80%は区分不明のためサンプル対象とせず。

C:大学共同利用機関 25%

(B+C) 約53.34%
※Cは傾向が異なるためサンプル対象とせず。
(言及のみ)
※「小学校での利用状況については調査中」


図書分類メモ:国際的な図書分類

いつ頃できたの? (参考1)世界の主な図書分類法の作成年

(参考1)主な図書分類法の作成年

デューイ十進分類法(DDC)1873年
:Dewey Decimal Classification, 1873
国際十進分類法(UDC)1905年
:Universal Decimal Classification, 1905
日本十進分類法(NDC) 1928年
:Nippon Decimal Classification, 1928


日本以外の図書館は?(参考2)世界の主な図書分類法(国・地域別)

(参考2)世界の主な図書分類法(国・地域別)

デューイ十進分類法(DDC)
アメリカ議会図書館分類表(LCC)

日本十進分類法(NDC)
国立国会図書館分類表(NDLC)

国際十進分類法(UDC)
ブリス書誌分類法(BC)
コロン分類法(CC)

中国図書館分類法(CLC)

(出典)Wikipedia, ウィキペディア(当該項目,url省略)

図書分類コードのつけ方と図書分類番号の検索

なんで?  図書分類コードの つけ方

日本十進法(NDC)は、その名のとおり、十進法分類 ( Decimal Classification ) が基本となっています。

番号のつけ方は3ケタが基本。

なんで、3ケタで十進法なの?

この十進法と3ケタという番号のつけ方は、アメリカ合衆国のデューイ十進分類法(DDC)などと同じです。

森さんに聞いてみないと分からないけど、DDCなどを参考にしたのかもしれないね


どうやるの? 図書分類番号 検索

図書分類番号の検索はそれぞれの図書館のHPなどで案内されています。

「図書分類番号 検索 NDC」などで検索すると、それぞのれ図書館のホームページが表示されます。

(例)葛飾区立図書館 >日本十進分類法(NDC)による検索

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日本十進分類法 色分け

ここでは、(大分類)および(中分類)として、NDCの類目表(第1次区分表)と綱目表(第2次区分表)を掲載しておきます。

(小分類)要目表(第3次区分表)は別稿検討中

(大分類・色分け)類目表(第1次区分表)

類目表(第1次区分表)新訂10版第1次区分表・色分けめも

0(000)総記
(情報学、図書館、図書、百科事典、一般論文集、逐次刊行物、団体、ジャーナリズム、叢書)
1(100)哲学
(哲学、心理学、倫理学、宗教)
2 歴史
(歴史、伝記、地理)
3 社会科学
(政治、法律、経済、統計、社会、教育、風俗習慣、国防)
4 自然科学
(数学、理学、医学)
5 技術
(工学、工業、家政学)
6 産業
(農林水産業、商業、運輸、通信)
7 芸術
(美術、音楽、演劇、スポーツ、諸芸、娯楽)
8 言語
9 文学

(中分類・色分け)綱目表(第2次区分表)

新訂10版の第2次区分表

00 総記
01 図書館、図書館情報学
02 図書、書誌学
03 百科事典、用語索引
04 一般論文集、一般講演集、雑著
05 逐次刊行物、一般年鑑
06 団体、博物館
07 ジャーナリズム、新聞
08 叢書、全集、選集
09 貴重書、郷土資料、その他の特別コレクション
10 哲学
11 哲学各論
12 東洋思想
13 西洋哲学
14 心理学
15 倫理学、道徳
16 宗教
17 神道
18 仏教
19 キリスト教、ユダヤ教
20 歴史、世界史、文化史
21 日本史
22 アジア史、東洋史
23 ヨーロッパ史、西洋史
24 アフリカ史
25 北アメリカ史
26 南アメリカ史
27 オセアニア史、両極地方史
28 伝記
29 地理、地誌、紀行
30 社会科学
31 政治
32 法律
33 経済
34 財政
35 統計
36 社会
37 教育
38 風俗習慣、民俗学、民族学
39 国防、軍事
40 自然科学
41 数学
42 物理学
43 化学
44 天文学、宇宙科学
45 地球科学、地学
46 生物科学、一般生物学
47 植物学
48 動物学
49 医学、薬学
50 技術、工学
51 建設工学、土木工学
52 建築学
53 機械工学、原子力工学
54 電気工学
55 海洋工学、船舶工学、兵器、軍事工学
56 金属工学、鉱山工学
57 化学工業
58 製造工業
59 家政学、生活科学
60 産業
61 農業
62 園芸、造園
63 蚕糸業
64 畜産業、獣医学
65 林業、狩猟
66 水産業
67 商業
68 運輸、交通、観光事業
69 通信事業
70 芸術、美術
71 彫刻、オブジェ
72 絵画、書、書道
73 版画、印章、篆刻、印譜
74 写真、印刷
75 工芸
76 音楽、舞踊、バレエ
77 演劇、映画、大衆芸能
78 スポーツ、体育
79 諸芸、娯楽
80 言語
81 日本語
82 中国語、その他の東洋の諸言語
83 英語
84 ドイツ語、その他のゲルマン諸語
85 フランス語、プロバンス語
86 スペイン語、ポルトガル語
87 イタリア語、その他のロマンス諸語
88 ロシア語、その他のスラブ諸語
89 その他の諸言語
90 文学
91 日本文学
92 中国文学、その他の東洋文学
93 英米文学
94 ドイツ文学、その他のゲルマン文学
95 フランス文学、プロバンス文学
96 スペイン文学、ポルトガル文学
97 イタリア文学、その他のロマンス文学
98 ロシア・ソビエト文学、その他のスラブ文学
99 その他の諸言語文学

(出典)ウィキペディア


(備考)NDC色分け案:日本図書館協会風(非公式版)について

ここでは見やすいように色をつけています。ただし、配色はこのサイトで作成した非公式版です。※

※(2019年見直し)2018年央に、日本図書館協会からNDC普及グッズとして、色付きのNDC図書分類クリアーファイル(「NDCクリアファイル デザイン②(ポップ)」)が発行されました。そちらを参考に作成した配色(案)です。各配色はできるだけ原版に近づけるよう努めています。但し、あくまで仮のカラーコードですので、非公式版と添え書きしています。

日本図書館協会:NDC普及グッズ:「NDCクリアファイル デザイン②(ポップ)」

詳細は以下の日本図書会教会HPにてご覧下さい。

NDC普及グッズ

(こちらは、いわゆるアフィリエイトではございません。)


※※なお、一時的に作業中の配色が混在している場合もあるかもしれません。随時修正して参りますのでご理解頂けば幸いです。



(表)NDC色分けカラー版(案)

(非公式)配色(案):日本図書館協会(NDC普及グッズ「NDCクリアファイル デザイン②(ポップ)」)参考

NDC:カラー版(案)
00総記
01図書館、図書館情報学
02図書、書誌学
03百科事典、用語索引
04一般論文集、一般講演集、雑著
05逐次刊行物、一般年鑑
06団体、博物館
07ジャーナリズム、新聞
08叢書、全集、選集
09貴重書、郷土資料、その他の特別コレクション
10哲学
11哲学各論
12東洋思想
13西洋哲学
14 心理学
15倫理学、道徳
16宗教
17神道
18仏教
19キリスト教、ユダヤ教
20歴史、世界史、文化史
21日本史
22アジア史、東洋史
23ヨーロッパ史、西洋史
24アフリカ史
25北アメリカ史
26南アメリカ史
27オセアニア史、両極地方史
28伝記
29地理、地誌、紀行
30社会科学
31政治
32法律
33経済
34財政
35統計
36社会
37教育
38風俗習慣、民俗学、民族学
389 民族学、文化人類学
39国防、軍事
40自然科学
41数学
42物理学
43化学
44天文学、宇宙科学
444 太陽、太陽物理学
45地球科学、地学
451気象学
46生物科学、一般生物学
47植物学
48動物学
49医学、薬学
50技術、工学
 
51建設工学、土木工学
52建築学
53機械工学、原子力工学
54電気工学
55海洋工学、船舶工学、兵器、軍事工学
56金属工学、鉱山工学
57化学工業
58製造工業
59家政学、生活科学
60産業
61農業
62園芸、造園
63蚕糸業
64畜産業、獣医学
65林業、狩猟
66水産業
67商業
68運輸、交通、観光事業
69通信事業
70芸術、美術
71彫刻、オブジェ
72絵画、書、書道
73版画、印章、篆刻、印譜
74写真、印刷
75工芸
76音楽、舞踊、バレエ
77演劇、映画、大衆芸能
78スポーツ、体育  
79諸芸、娯楽
80言語
81日本語
82中国語、その他の東洋の諸言語
83英語
84ドイツ語、その他のゲルマン諸語
85フランス語、プロバンス語
86スペイン語、ポルトガル語
87イタリア語、その他のロマンス諸語
88ロシア語、その他のスラブ諸語
89その他の諸言語
90文学
91日本文学
92中国文学、その他の東洋文学
93英米文学
94ドイツ文学、その他のゲルマン文学
95フランス文学、プロバンス文学
96スペイン文学、ポルトガル文学
97イタリア文学、その他のロマンス文学
98ロシア・ソビエト文学、その他のスラブ文学
99その他の諸言語文学

(参考:Wikipedia,日本図書分類、Wikiカテゴリ、日本図書館協会)
*新訂10版第2次区分表(綱)および第3次区分表(目)の一部(第2次区分表で綱目とされてないものについて第3次区分表から抽出)
*色分けは、日本図書館協会第10版関連グッズを参考


備考:カラーコード

上記表のカラーコード(非公式版)です。作業用のご参考まで。

#000000
#7030a0
#c19b30
#ffff00
#92d14f
#00af50
#01b0f1
#0071c1
#ff99ff
#fe0000

なお、こちらは上記の普及グッズから筆者がスポイトで採取したカラーコードで作成した非公式版(私家版)です。厳密な公式グッズの配色を担保するものではありませんので、その点はご容赦ください。


脚注

※「小学校での利用状況については調査中」としていましたが、「これからの学校図書館の整備充実について(報告)」(平成28 年10 月)や、日本図書館協会の日本の図書館統計などの資料を拝見したものの、前者では「原則としてNDCで分類」の文言のみ、後者では調査対象項目に含まれておらず、これ以上は素人には困難と判断し、調査打ち切りとしました。(とはいえ、文科省指針で原則NDCとされているのでおそらく100%に近いのかなと推察しますが。)

なお、前者の資料は「NDC 小学校 図書館 利用率」などで検索できました。(ちなみに、資料を拝見すると、最近は図書館のほうでは地方の学校での図書普及率の格差や図書館司書の人材確保などが課題とされているようですね。もし、この記事をご覧頂いた方で図書司書の資格などを目指す方がおられれば、学校司書などの現状把握に役立ちそうなので、一度お目通し頂くとよい資料かもしれませんね。)

後者の統計などは果たして試験に関係あるのか私自身は具体的には分かりませんが、検索キーワードでは少し探しにくかったので以下にリンクを載せておきます。

(参考)日本図書館協会、日本の図書館統計のページ

http://www.jla.or.jp/library/statistics/tabid/94/default.aspx


図書館司書資格めも

もしかしたら、図書館が好きな人のなかには、図書館のお仕事に興味を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。よくご存じの本屋さん以外に、図書館司書さんという資格もあります。
ちなみに、ざっと調べたところでは、図書館司書さんの資格は国家資格。、法律や経済系で資格学校が豊富なジャンルと違い、2019年現在では、あまり通信教材などは少ないようです。
その代わり、おもに大学などで司書養成スクールや講座が開催されているそうですね。もし将来図書館司書さんを目指したい方など、ご興味があれば、詳細は文部科学省ホームページや進学・資格系サイトなどでご覧になってみて下さい。

(参考)図書館司書関係のサイト(リンク集)

文部科学省:司書について

http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm#03

※筆者コメント:意外と見落としがちかもしれませんが、大事な進路や資格を検討するときには、まずはじめに関連の法律や制度についてよく確認しておくことをお勧めします。図書館司書さんですと文部科学省のホームページが元になります。その上で、色々な便利な民間サービスがありますので、お好みで選ぶとよろしいかと思います。
(文科省の文章は小中学生のみなさんにはちょっと難しい文章かもしれません。でも、大事なことが書かれています。)


「図書館司書」
※司書資格の概要など

社会人から図書館司書になるには|働きながら資格取得 – BrushUP学び

careergarden 図書館司書なるには 司書になるには? 司書の仕事
http://careergarden.jp/shisho/


「図書館司書 大学」
※具体的な大学を探すときなど

司書、司書教諭とは | 大学・学部・資格情報 | Benesse マナビジョン

スタディサプリ進路:図書館司書になるには
https://shingakunet.com/bunnya/w0012/x0171/

司書養成講座を開設している具体的な大学名や学部などを調べるときには、上記のサイトなどからも探せるかもしれませんが、以前(2018年頃)筆者が調べた時には、こちらの「ケイコとマナブ」のサイトが一番詳しかったです。
ケイコとマナブ(図書館司書の習い事を探す)

以上とりあえず主だったサイトのリンク集的にまとめておきました。
なお、最新の情報は変更がある場合もあるでしょうから、上記の実際にGoogleやYahoo!、Bingなどネットで検索してみてくださいね。


参考文献・サイト

ウィキペデイア、日本十進分類法
ウィキペディア、日本十進分類法(リンク)

※当サイトでは、基本的に公開情報であるウィキペディアを参照しています。
また、必要に応じ、以下より一部引用させて頂いています。

日本図書館協会(Japan Library Association:JLA)、分類委員会(2019年1月6日閲覧)

https://www.jla.or.jp/Default.aspx?TabId=187

※現行(2019年1月6日現在)の日本十進分類法である 新訂10版(2015年1月26日刊行)についての関連資料や改訂審議状況などの最新情報が掲載されているページです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここでは、日本十進分類法の基本的なことがらをメモしておきました。

・日本の小学校や市立図書館などでは、日本十進分類法(NDC)が使われている。(大学や研究所は別)

・世界では、DDC(米国)など、それぞれの国で図書分類が異なる。

・色分けするとみやすい?

図書館ごとに色分けなどは異なりますが、日本十進分類法(NDC)という図書分類の方法は概ね共通しているようですね。


なお、ここでは、NDC日本十進法分類の第2次区分(綱目表)についてのみ記載しました。

機会があれば、第3次区分表などの詳細分類もまとめや色分けなどをしてみたいとしたい思います。


また、日本十進分類法(NDC)以外でも、図書分類やおすすめの図書館などがあればご紹介していきたいと思います。

何かのご参考になれば幸いです。


編集後記 

私事ながら、もともとは、子供たちに図書館での本の探し方を教えたり、自宅本棚などの整理のときに参考になるのものはないかと思い調べ始めたのがきっかけです。

https://ayc-j.com/my-bookshelf-ayc-vs-ndc-book-classification-an2/

(なお、蛇足ながら、当サイトのカテゴリの色分けはこちらのNDCのものとは異なっています。当初はNDCに準ずることも検討しましたが、世間には図書分類以外にも統計で使われる日本標準産業分類など多数の分類があり、また、管理人の興味の中心である年表などの視点も含め独自なカテゴリ分類をしています。そのため、NDCなどの分類は部分的に参考させて頂いております。どうぞ悪しからず)

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