新暦と旧暦の違い~日本の旧暦と新暦のズレは何日?

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Q 新暦と旧暦の違いは?日本の旧暦と新暦のズレは何日?
A 新暦は旧暦より約1か月ほど後(例:新暦6月23日は旧暦5月23日~25日頃。ただし、新暦と旧暦の日にちには数日程度のズレが生じるので年ごとに日にちは異なる。旧暦と新暦のズレは1年で約11日。

新暦と旧暦の違い

旧暦

旧暦は、月の満ち欠けの周期が基準となっている暦。

新月(しんげつ)が毎月の一日に相当。

(1)「ズレ」其の一:半日のズレ

月の満ち欠けのサイクルは約29.5日。ただ、0.5日(半日)という暦は設定できないのでズレが生じる。

この半日のズレを調整するため、「小の月」(29日間)と「大の月」(30日間)がある。

(ちなみに、旧暦には31日間の月はなかった。)

また、旧暦では、小の月と大の月の組み合わせは毎年異なった。

(2)「ズレ」其の二:年のズレ(太陰暦と太陽暦のズレ)

また、日本の旧暦のような太陰暦(たいいんれき)では月の満ち欠けを基準としていた。

月の運行は必ずしも一定ではなく天体観測により新月の出現時刻を計算する必要があった。

旧暦の一ヶ月は平均29.5日。12ヶ月で約354日。

西洋で使われていたグレゴリオ暦などの太陽暦(太陽が一周する365日)との間にもズレが生じる。

この太陰暦と太陽暦のズレを解消するためにあったのが旧暦の「閏月(うるうづき)」。

(※ただし、旧暦の閏月は新暦の閏月(2月が4年に一度29日間)とは異なった。)

旧暦の閏月は約1か月間。一年が約13ヶ月間となる年があった。※ただし「十三月」は無し。

閏月になる年の割合は19年間で約7回(約3年に1回)。

(3)「ズレ」其の三:月々のズレ(暦と季節のズレ)

また暦と季節のズレを少なくするために、旧暦の閏月は1年のどこに入るかは定まっていなかった。

例えば七月と八月の間に「閏七月」、十月と十一月の間に「閏十月」、というふうに使われていた。

新暦

現在の新暦では、小の月と大の月は必ず同じ月に固定。

(新暦)
31日間の月:1月、3月、5月、7月、8月、10月、12月
31日間以外の月:2月、4月、6月、9月、11月

(「にしむくさむらい」とは、31日間以外の月:2月、4月、6月、9月、11月を覚えるための語呂合わせ。 「に(2月)」「し(4月)」「む(6月)」「く(9月)」「さむらい(11月)」。なぜ11月がさむらいかというと漢数字の十一(11)を縦書きで書くと「士」(侍の意)とみえたので「西向く侍(に・し・む・く・さむらい)」となったといわれる。

新暦と旧暦のズレ

上でみたように、旧暦と新暦にはいくつかのズレがある。

同じ日付であっても年ごとに新暦と旧暦はズレる。
例えば、新暦の1月1日は旧暦の十二月一日というような一対一の対応関係にはない。

また、そのズレ幅も毎年異なる。
旧暦の同じ日付も、新暦に換算すると、ほぼ1ヶ月(32日)の幅がある。
例えば旧暦の一月一日は新暦では早くて1月21日となり遅くて2月22日となるという例もあるとのこと。

日本こよみカレンダー:四季(冬春夏秋)の色について

春夏秋冬の配色などについて

玄冬:黒
青春:青
朱夏:赤
白秋:白

(備考)配色の目安
ここでは日本でも奈良時代ごろから季語として使われてきた中国の陰陽五行説にもとづく季節の配色を参考とした。

玄冬・青春・朱夏・白秋の由来(紀元前770年~紀元前221年春秋戦国時代頃)

青春・朱夏・白秋・玄冬の考え方は、古代中国の春秋戦国時代頃の「陰陽五行説」から生まれた。

陰陽五行説は陰陽説と五行思想を合わせたもの。
・陰陽説(いんようせつ):この世は「陽」と「陰」にわかれる
・五行思想(ごぎょうしそう):万物は「火・水・木・金・土」の5要素でなりたつ

中国の春秋戦国時代:紀元前770年(周の洛邑遷都)紀元前221年(秦の中国を統一)、陰陽と五行の2つの考え方を合わせることで世の中の複雑な物事を表せるという考え方が広まった。

四神・四獣の由来(紀元前206年前漢~947年後漢、五代十国時代頃)

四神・四獣(北東南西)
・玄武(げんぶ)  …北を守る神様。黒(玄)
・青龍(せいりゅう)…東を守る神様。青
・朱雀(すざく)  …南を守る神様。朱色
・白虎(びゃっこ) …西を守る神様。白

四神(四獣)とは古代中国の漢代(前漢~後漢)頃、守護神として考えられた北の玄武、東の青龍、南の朱雀(朱鳥)、西の白虎という四霊獣。

四神が青龍・白虎・朱雀・玄武の四霊獣を表すことは前漢あたりから始まり、後漢以降、ほぼ定着していくようだといわれる。なお、龍の起源は一説では紀元前6千年頃までさかのぼるともいわれる。

前漢(ぜんかん、紀元前206年 – 8年)
後漢(こうかん、947年 – 950年。中国五代十国時代の王朝の一つ)

以降、四神の観念は中国文化圏や風水などで広く知られている。

5世紀から6世紀

日本における陰陽五行思想

6世紀半ば頃までに日本へ暦法などとともに伝わった。

※6世紀半ば(538年~552年頃)仏教公伝(仏教伝来)

7世紀ごろの律令により陰陽寮という役所が設置された。

※※7世紀後半頃 日本の律令
近江令 – 668年ごろ制定?実在を疑う意見も多い。
飛鳥浄御原令 – 689年制定。律令制構築のための先駆的な律令法典。
大宝律令 – 701年制定。本格的な律令法典。

その後、道教の道術を取り入れて、陰陽道へと日本独自の発展をした。  

(参考)ウィキペディア(陰陽五行思想)

日本こよみカレンダー:春夏秋冬の色および和風月名について

和数月名との対応

和風月名(わふうげつめい)現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります。

旧暦 新暦 ずれ 日数:1年約11日通算1628日(1873年明治6年改暦から約4年と半年の差

  2021年
ー)1873年(1月1日改暦)
   148年

(新暦) 365日
(旧暦)約354日
     約11日

ゆえに
148年
×11日
1628日

1628日
÷365日(新暦)4.46
÷354日(旧暦)4.59


新暦で、約4年5ヵ月
旧暦で、約4年7ヵ月
の差

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日本で旧暦と新暦のずれは何日?
Nihon de kyūreki to shinreki no zure wa nan’nichi?
How many days is the difference between the old calendar and the new calendar in Japan?
days difference old new calendar Japan
Japan old new calendar days difference

和風月名(わふうげつめい)とは

旧暦では、和風月名(わふうげつめい)と呼ばれる月の和風の呼び名を使用していました。和風月名は旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の暦でも使用されることがありますが、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります。

和風月名の由来については諸説ありますが、代表的なものを紹介します。

和風月名
旧暦の月 和風月名 由来と解説
1月 睦月(むつき) 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。
2月 如月(きさらぎ) 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。
3月 弥生(やよい) 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。
4月 卯月(うづき) 卯の花の月。
5月 皐月(さつき) 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。
6月 水無月
(みなづき、みなつき) 水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。
7月 文月
(ふみづき、ふづき) 稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)
8月 葉月
(はづき、はつき) 木々の葉落ち月(はおちづき)。
9月 長月
(ながつき、ながづき) 夜長月(よながづき)。
10月 神無月(かんなづき) 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。
11月 霜月(しもつき) 霜の降る月。
12月 師走(しわす) 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。

まとめ

以上何らご参考まで。

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