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英語「著作権侵害の申し立て」は誤訳? Copyright claim 著作権の主張

英語 Copyright claim (意味) 著作権の主張 人間
人間

英語 Copyright claim:
(〇)著作権の主張
(×)著作権侵害の申し立て

英語 Copyright claimの意味は「著作権の主張」。
「著作権侵害の申し立て」 は誤訳?

Google翻訳の例(和英・英和も確認)

(○)仮訳(※)
(英文)Copyright claim
(和訳)「著作権の主張」

(×)誤訳
(英文)Copyright claim
(和訳)「著作権侵害の申し立て」(下線部誤訳)

(※)出典・参考:Google翻訳(和英・英和とも確認済み)

ちなみに、
「著作権侵害の申し立て」もGoogle翻訳で英訳してみた。
「Allegations of copyright infringement」
(和英も英和も確認済み)


念のため、
「著作権侵害」の英語も確認。
“Copyright infringement”
“copyright violation”
(参考)英語版Googleなど



やはり、「著作権侵害」の英語は「copyright infringement」や「copyright violation」など「侵害」に相当する部分を明記するのが通例のようだ。

つまり、「Copyright claim」は「著作権の主張」という意味。

claim(意味:主張)はクレームという和製英語と混同しやすいのはよく知られているところ。

そこに「侵害(しんがい)」(英語 infringement)が加わるのはいささか心外(しんがい)である。

カモねぎ鴨
カモねぎ鴨

ガア(まさかのだじゃれオチ。すスマソ苦笑)


Google翻訳さんの日本語(育成も)

余談だが、実は筆者はわりと昔からGoogle翻訳さんを愛用している。

とかく、トンデモ和訳など和訳の評判は芳しいとはいえないこのツール。

だが、筆者は多言語や携帯性なにより無料で使える総合性でお気に入り。

日本語も、契約書や権利関係ではなかなかしっかりした印象もある。

ちなみに、今回の事例ではありがちな和英・英和の双方向のズレもなし。

(ピシッと訳されてたので感心😅)

そういえば、Google翻訳さんとはかれこれ10数年来のつきあいになるだろうか。

(そもそもlabo時代からのIT肥し世代なのでもっと前かもしれないが・・・もう霞んでる。老眼カナ)

名誉のために書いておくと、筆者の個人的体感として、総論では確実に昔より翻訳の質は向上していると思う。

ただ、手放しでほめてはない(笑)
引き続きGoogle翻訳(AI)さんには日本語を勉強していただきたい。

(なんて、えらそうでごめんなさい。日々愛用させて頂きつつ、筆者もわりと以前から誤訳の修正案の送信などのボランティア作業で微力ながら育成へのご協力を心がけているので、つい老婆心ながら汗。

徒労かもしれぬがいつかは…そんな思いでコツコツとステップアップに清き一投を投じて参りました。)

今日も安定の微妙和訳に苦笑しつつ。
更なるカイゼンに期待申し上げたい。

ふとそんな個人的感想を抱いた次第。


日本語の機械翻訳について(言語的に最も遠い?日本語と英語の違い)

さて、話しのついでにもうひとつフォローさせていただく。

日本語の機械翻訳についてはなにもGoogle翻訳さんだけの問題でない。

おそらく日本語と英語の違いという言語的な特徴が原因の1つではないか。

そもそも日本語と英語は言語的に最も遠い組みあわせのひとつ。

文字も発音(IPA)も文法も違う。

(イメージ)
<英語>ー<フランス語>ー<スペイン語>ーーー<中国語>ー<日本語>

(もっと細かく書けば、)
<ゲルマン語族><ドイツ語><英語>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>><ロマンス諸語><フランス語><ポルトガル語><スペイン語><イタリア語>>>>>>>>>>><中国語>>>>>>(旧)ウラル・アルタイ語族>>>>><モンゴル語>>>>>>>>>>>>>>><日本語>>><琉球語><台湾諸語><オーストロネシア語族>
(・・・と、キリがないが。日本語のルーツという点では中国語(漢字)以外に(旧)ウラル・アルタイ語族のモンゴル語や近年では台湾がルーツとされるオーストロネシア語族(台湾~イースター島)なども候補とされている。中国語語順はむしろ欧米語に近い。)


というわけで、日本人のみなさんが英語に苦労されているように、米国出身のGoogle翻訳さんには言語体系が大きく異なる日本語はなかなか高度なことなのだろう。

繰り返すが、手放しでほめている訳ではない(笑)。

(とくに英仏・仏英あたりは英西・西英と比べるとかなり微妙そうで怖い。なぜか筆者のフランス人の友人はワシがGoogle翻訳のママ返信するといつもカリカリしてる。)


まとめ

とまれ、ここでは親しみをこめてGoogle翻訳さんと呼ばせていただいたが、本稿の主題は、やはりちょっとした誤訳でも場合によっては大きなリスクをはらむ懸念があるのではということ。

近年は、GAFAやプラットフォームともいわれるほど、社会のあり方を支えるほど成長されたツール。
単なる道具を超えたインフラのひとつとして、引き続きよりよいサービスをご提供頂ければと思う。

ふくろう君
ふくろう君

ァ(まさかのダジャレ2段オチ活用?ごゴメ😅)


(Google翻訳さん1ファンより。)

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