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(2023年)11月12日は何の日?洋服記念日【11月12日暦メモ】

生活

(2023年11月12日天気)

防災事項:大気不安定
“北陸地方では13日にかけて、西日本では13日夕方にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょう、急な強い雨に注意してください。(出典)気象庁ホームページ(雷と突風及び降ひょうに関する全般気象情報 第1号 2023年11月12日05時05分 気象庁発表)

きょう2023年11月12日(日)の天気概況:前日に続き、上空の強い寒気の影響。東京都心など今季1番の寒さ(約14℃)。12月下旬並みの所も。昼も暖かい服装。体調管理に注意。

強い寒気の影響。
北海道や東北北部の日本海側では雪。
西~東日本は低気圧の影響。
全国的に北寄りの風。

今週末・週明けも冷え込みが続く見込み
・暖房器具の点検
・冬服準備:服装もいよいよ冬服への衣替えの準備。
2023年11月12日付のウェザーニュースによれば関東でも春秋用コート、東北では冬用コート、北海道ではダウンジャケットなどが適温との由。

(参考)「11月12日(日) 各地の気温変化と最適な服装」ウェザーニュース、2023年11月12日付

11月12日は何の日?
1972(昭和47)年に制定。
1972年(昭和47年)全日本洋服協同組合連合会により「洋服記念日」として再制定(実質2度目)

11月12日なんの日?洋服記念日(コラム)

ところで、11月12日は「洋服記念日」とのこと。

11月12日「洋服記念日」の始まり:
1929年(昭和4年)11月12日第1回「洋服記念日」東京都洋服商工業組合により制定。
1972年(昭和47年)11月12日「洋服記念日」全日本洋服協同組合連合会により再制定。

(参考)洋服記念日と洋服伝来の歴史(略年表)

(参考)洋服記念日と洋服伝来の歴史(略年表)
幕末から明治維新:軍服等から西洋服が一部で利用され始める。一般庶民生活は和装が中心。
明治初頭:明治改元頃洋服禁止令を解除。ただし、明治中頃

1868年(明治元年)新暦1868年10月23日(旧暦1868年9月8日)明治改元(頃)洋服禁止令の解除
※補足「洋服禁止令の解除 いつ?」参照

1872年(明治4年)7月:明治政府が今後の日本の服装について会議を開催
1869年(明治5年)11月12日:太政官布告「爾今、礼服には洋服を採用す」公布
1886年(明治19年)「東京都洋服商工業組合」設立(現「東京都洋服商工協同組合」)
1929年(昭和4年)11月12日第1回「洋服記念日」東京都洋服商工業組合により制定。明治神宮参拝。戦時一時中断。
1945年(昭和20年)11月2日「洋服記念日」東京都洋服商工業組合により再開。
1962年
1972年(昭和47年)全日本洋服協同組合連合会により「洋服記念日」として再制定(実質2度目)

洋服禁止令の解除 いつ?(補足)

1868年(明治元年)10月23日(旧暦9月8日)明治改元時に洋服禁止令の解除か

(※筆者コメント:あいにく検索結果で調べた際に表示される摂南大学様及びその主点元である洋服業界記者クラブ「日本洋服史刊行委員会」発行「日本洋服史 一世紀の歩みと未来展望」は「洋服禁止令の解除」に触れた数少ない貴重な調査。ただ、あいにく同記述はやや年号が不正確(明治改元の年月日部分)かと思われる。

翌4年の9月8日には明治と改元されたが、この時、調練の伝習生、軍艦乗込御用方、蘭学生など一部の人に限られていた洋服の着用が、洋服禁止令の解除により一般の人たちにも許可されるようになった。」(出典:「大礼服の制定とその推移」摂南大学HP(※洋服業界記者クラブ「日本洋服史刊行委員会」発行「日本洋服史 一世紀の歩みと未来展望」抜粋より)

そこで、筆者が明治改元の年号部分を補正:
(〇)修正後:1868年(明治元年)旧暦9月8日(新暦10月23日)
(✕)修正前:「翌4年の9月8日には明治と改元」
すると、同部分の修正文案は以下のとおり:

1868年(明治元年)旧暦9月8日(新暦10月23日)の明治改元時、調練の伝習生、軍艦乗込御用方、蘭学生など一部の人に限られていた洋服の着用が、洋服禁止令の解除により一般の人たちにも許可されるようになった。」(参考「大礼服の制定とその推移」摂南大学HP(※洋服業界記者クラブ「日本洋服史刊行委員会」発行「日本洋服史 一世紀の歩みと未来展望」抜粋)より筆者一部修正(※年号)

つまり、「洋服禁止令の解除はいつか」といえば、
1868年(明治元年)10月23日(旧暦9月8日)明治改元時に洋服禁止令の解除されたと考えられる。
これが、冒頭の囲みの説明である。

あくまで、洋服業界記者クラブならびに摂南大学関係者など先人の調査をふまえたものであり、敬意を申し添えたい。

いずれにせよ、幕末から明治にかけて、勝海舟ゆかりの海軍の軍服などから洋装がはじまり、明治初め(明治改元の頃)一般庶民にも洋装が広まっていった、というのが日本における洋服の始まりにまつわる大まかな歴史といえるだろう。

まとめ

今年(2023年)11月12日は寒さの移り変わり。冬用の衣替えなどもニュースで話題になっていた。
そんなこともあり「洋服記念日」について少し深堀してみた。
調べてみると、実は洋服記念日の始まりには諸説あり。戦前の昭和4年と戦後の昭和47年の2つがあるとのことだった。
・1929年(昭和4年)11月12日第1回「洋服記念日」東京都洋服商工業組合により制定。
・1972年(昭和47年)11月12日「洋服記念日」全日本洋服協同組合連合会により再制定。

いずれによ、基本的には全日本洋服協同組合連合会(通称「全服連」)関連の行事であり、由緒正しい記念行事とのこと。
小生は服飾などは門外漢ながらよろず日本の歴史やレトロな生活風習への興味もあり、こうした機会に日本の洋服の歴史などに思いをはせてみるるのも面白いと思った。

末筆ながら、日々の生活を当たり前のように支えてくださっている洋服など、改めて「衣食住足りて礼節をなす」の筆頭に来る衣類関連従事者の皆様などに感謝と敬意を申し添えたい。

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