防災 BOSAI bousai の英語 Disaster Emergency Management

人間

□ 防災は「BOUSAI」か「BOSAI」か?(ローマ字 vs 国際的名称)

□ 防災の英語は?(日本語:防災 bousai / BOSAI vs 英語)

“Disaster Management” vs
“Emergency Management” vs
“Disaster Risk Reduction(DDR)” ?

防災の英語は、実は昔から関係者を悩ませてきたネタもとい悩みの種もあります。

ここでは、個人的な見解とお断りした上で、これらの翻訳についてメモしておきたいと思います。

はじめに:防災は”BOUSAI”か”BOSAI”か?

結論から申し上げると、どちらでもよいようです。

というより明確に定まっていないようです。(

(そもそもこの点に関心のある方は

防災情報のページ – 内閣府
bousai.go.jp/
内閣府防災情報のページ

BOSAI(防災)の英語

「防災」の一般的な英語(翻訳)

まず、一般的な訳語をご紹介いたします。

防災(Bosai)の英語(1):

Disaster management

(使用例)内閣府など

こちらが一般的なようです。

防災の英語(2):Emergency management

(例)Wikipedia

これは、Disaster management で英語版Googleを検索すると表示されるWikipediaのページ。このEmergency managementのページが、日本語版ウィキペディアの「防災」にリンクされています。

(私見ですが、つまりDisaster mangementとほぼ同義に近いのかと思います。この2つは個人的にどちらを使ってもよい気がするのですが、もしどちらが一般的かと問われれば、個人的にはDisaster Managementのほうが通りが良いのだろうと解釈します。)

防災の英語(3):Disaster Risk Reduction(DRR)

(例)国連防災会議、等

ここが少々悩ましいところです。防災関連の国際会議などではDRRはほぼ基本用語として定着もしており、専門家の間ではこれで良いのでしょう。

ただ、一方で、内閣府も、Disaster Managementを使用されているように、一般的にはDisaster Managementといった方が良いのか、この辺で迷います。

さっと、違いを調べたところでは、英語版Googleの検索結果からは以下の例が上位に挙げられていました。

簡単にいうと、Disaster Management > Disaster Risk Reduction(DRR)、すなわち、Disater Risk Reduction(DRR)はDisaster Managementの一部、とネイティブの方にも捉えられている様です。

Disaster Management refers to the means that will be taken in the event of a disaster — so if the disaster occurs and the prevention didn’t help, disaster management is using the prepared tools and methods to reduce the damage itself and its effects. Disaster Risk Reduction is part and parcel of Disaster Management.
What is the difference between disaster risk reduction and …
*ttps://www.quora.com/What-is-the-difference-between-disaster-risk-reduction-and-disa…

notes : Gooogle result searched by “Disaster Risk Reduction disaster management difference” 20190127

防災に関する法令・制度

「防災関連法」などは俗称?

次に、法令関係を確認しておきます。

なお、概念上はもちろん法令が上位ですが、社会通念上での一般的な翻訳の話を上に記載しました。順序が後先になったきらいもありますが、この点はご容赦ください。

「防災」の文言は「地震防災対策」関連法令のみ

防災の関連法案で「防災」の文言が使用されているのは「地震防災対策」関連法令のみ。

まず、この点を共有しておきたいと思います。


私見

「BOSAI」ではダメなのか?

最近のCool Japanの恩恵もあり、日本人としてはできるだけBOSAI,GENSAIを世界に広めたいところかもしれません。

自分も結論はそこではあります。

ただ、現実的には、Google英語版でBOSAIで検索しても、まだ検索結果は「About 1,120,000 results (0.77 seconds) 」ですので、そこは時期尚早のようです。

私ももうBOSAIとだけ書いとけばいいか、とちらと思っていたのですが希望的観測でした。

というわけで、上で書いたように、BOSAIの英語はやはり知っておかねばならない、といえそうです。

防災と減災の訳し分け:個人的な意見(折衷案)

もし、防災をさらに、「防災」と「減災」で訳し分けたい場合。

(ここはどちらかというと、翻訳、もしくは日本語の話かもしれませんが、)

筆者の仮訳としては、一応、以下の訳を推しておきます。

防災(BOSAI):Disaster (Emergency) Management

※もし文脈が許せば、Disaster emergency managementと併記しておけば、上述のDisaster managementと Emergency managementの両者がカバーできる折衷案になるのかとも思います。

減災(GENSAI):Disaster Risk Control

以下は余談になります。翻訳ノートのようなものですので、あくまで個人のブログとしてご笑覧くだされば幸いです。

推す理由は?  頻度とSEO(?)

なお、これを推す理由は、米国もしくは英語圏での一般的な頻度(frequency)と、なんとSEOです(笑)。

減災の英語は?

後者の減災は正式名称はUNSDIRのDisaster Risk Reduction(DDR)などが伝統的に使われてきました。

が、英語圏でも使用頻度が少なくなっているようです。

(根拠は本日20181118のGoogle Search Results のみ。詳しくは、英文ですがメモしておきましたのでご参照ください。)


防災の英語の使用頻度(frequency)は?

問題は前者の防災です。

使用頻度だけでいうと以下の順。

Emergency Management

Disaster Management

Diaster Emergency Management

よって、私が推す理由としても、単純に、検索結果が一番多いためとは言い切れません。

但し、ごくおおざっぱに(かつ大胆に?)言い切ってしまえば、英語圏の人は、Emergency Managementというと洪水被害など、Disater Manamentというと地震災害など、をイメージするようです(根拠Google Search result, Google Images)。

ちなみに専門的な解釈はそれはいろいろあるでしょうからここではふれません。

大事なのは伝わるかどうか。とくに一般の方々に。

ここを軸に判断すると、いわゆる日本語の防災という洪水も地震も合わせたような総合的な概念を伝えるには、これらのキーワードは欠かせないだろう、ということで、ここは検索結果の数によらず、合わせ技を採用しては如何、というのが取りあえず筆者の仮訳の理由です。

「Risk」が入ると減災ニュアンス?Disaster Risk Management

なお、web検索すると、Disaster Risk Management、という英語を防災の訳語として使っている事例も出てきてますが、どちらかというと英語では減災の意味に受け取られることが多いようです(理由同上)。

実は、昔は私も防災はこの訳語推しでしたので、少々「しまった」という気もしたのですが、どうやらRiskという一語を入れればより防災のニュアンスが伝わるのでは、というのは和製英語的な解釈だったのかもしれません。

個人的には、和製英語でもまあ(割と向こうで気を使って理解に努めようとしてくれたりもするので)そうガチガチでもないのですが。

例えば、いまさらプロジェクト名を変更できないなど大人の事情もあるでしょうから、まあそのへんはごにょごにょなんですが。

Google検索結果ではそういう見方もあるようですよ、ということはもしかしたらCPと話をする時などに少し頭の隅にでも置いておいたらよいかもしれません。

 

防災 英語:Disaster Emergency Management

BOSAI

:Emergency Management

 : Disater Management

:Disaster Emergency Management

:Disaster and Emergency Management

notes: order by frequency (see below)

emergency management vs disaster management

source1: Google search results 

Emergency Management

About 738,000,000 results (0.55 seconds)

Disaster management

About 326,000,000 results (0.55 seconds)

Disaster Emergency Management

About 139,000,000 results (0.71 seconds)

Disaster and Emergency Management

About 125,000,000 results (0.62 seconds)

Emergency Management

> Disaster management

> Disaster Emergency Management ★

> Disaster and Emergency Management


Source:2

What is the difference between disaster management and emergency management?

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3 Answers
Puneet Shandilya
Puneet Shandilya, studied Management & Entrepreneurship at Xavier School of Management (2017)
Answered May 21
Disaster management is primarily post the disaster support work in the affected location like an earthquake.

However the Emergency Management is mostly in mostly for an ongoing emergency event like a Flood situation

237 Views · View 1 Upvote


減災:英語 Disaster Risk Control, Disaster Risk Management, Disaster Risk Reduction

Disaster Risk Control

disaster risk control

About 142,000,000 results (0.63 seconds)

Disaster Risk Management

disaster risk management

About 97,300,000 results

Disaster Risk Reduction (DRR)

About 36,100,000 results (0.66 seconds)

Disaster Risk Reduction (DRR) aims to reduce the damage caused by natural hazards like earthquakes, floods, droughts and cyclones, through an ethic of prevention. Disasters often follow natural hazards. A disaster’s severity depends on how much impact a hazard has on society and the environment.
What is Disaster Risk Reduction? – UNISDR
*ttps://www.unisdr.org/who-we-are/what-is-drr

まとめ

本稿の論点を以下にまとめておきます。

まず、主なポイントは2点。

○防災のローマ字表記は2つあるが、定まっていない

○防災の英語は3つあるが、定まっていない

つぎに、それぞれの文言は以下のとおり。

○防災のローマ字的表記2つ:

□BOUSAI(ローマ字)

□BOSAI(国際的名称)

○防災の英語3つ:

□Disaster Management

□Emergency Management

□Disaster Risk Reduction(DDR)

最後に、個人的な意見を付しておきます。

△「防災」という文言の法的根拠は検討の余地あり哉

△「防災」の英語については、日本政府と国際機関との間で、文言固め(Wording)を再確認すべき余地あり哉※

※但し、大幅な慣例の変更を促すものではなく、実務上利用されてきた文言について、相互に補完関係があることを確認する「覚書」(Memorandum of Understanding:MOU)等で差しつかえないものと思料。

あとがき

いかがだったでしょうか。

防災の英語について個人的に調べたことなどをメモしておきました。

私見も含みますが、もし、防災の英語について、お調べになるときの補助にでもなれば幸いです。

付言

いずれにせよ、個人的には昔は辞書を頼りに云々唸りながら訳語を捻りだしていたものですが、便利な世の中にGoogle先生がしてくれたので、活用できるところは利用して、迷ったら検索結果が多い方、というGoogle search resultsを指標にするのも一考かもしれませんね。

(日本語の翻訳、もしくは、訳語選定の際に、いわゆるSEOも加味するというアイデアは、わりと、「これからの翻訳での訳語選定の際にはSEO的要素も加味した文言の優先度を考慮すべきでは?」といった、(AIとの差別化で生き残りをかける翻訳業界の)戦略的には、マジメな話にもつながるかもしれません。が、さて、どうでしょうか汗。機会があれば掘り下げてみたい気もします。が、このブログ投稿自体は、休日のお茶の間モードで書いてしまった雑文ですので、この辺にしておきます。)

なお、念のため補記しますが、ここでは「こらむ」として取り上げさせて頂きましたが、無論、防災に真摯に立ち向かう関係者の方々を揶揄する意図はございません。こういう発想もあるかもしれませんね、と少し頭をやわらかくして考えてみた、という意味での雑文「こらむ」ですので、どうぞ悪しからず。

(こらむ)防災 BOSAI bousai の英語 Disaster (Emergency) Management めも

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